ブルースハープ ベンドの方法

ブルースハープをうまく吹くにはベンドを使って、音を下げなくてはなりません。 簡単そうなブルースハープもこの難関を乗り越えないとどうしようもないのですね。 私自身、未だに完璧な音程で安定した音を出すのは難しいです。

ようするに普通とは違うように1番、2番、3番、4番、6番の穴を吸って音を下げるのですが、バイオリンで音を出すのと同じで、自分で吸う息の程度を調整しながら音を作ると言うのが実際です。

ベンド(ドローベンド)のコツ:

1) 1つの穴で、1つの音を出るようにすること。
例えば、3番の吸う音を1音だけできれいに、しっかりとした強い音が出ることが絶対条件です。
2番の音や4番などの隣の穴の音が少し混じって、濁った音であれば、ベンドはできません。

2) ハープの吸う四角い穴の面積と吸う穴の面積が同じでなければなりません。
同じであれば、1音だけで、きれいな強い音が出せます。

3) ベンドで音を下げると言うことは、吸う穴の面積をハープの穴の面積より小さくできる、吸った空気の通り道が狭くなって、リードの振動に変化が出ます。これが、ベンドで音を下げることができる原理です。

4) 口笛を吸って音を出すような感じ。 口笛は普通は吹いて音をだしますが、吸っても音はでます。
例えば、吹いて口笛の音が出る唇の形と穴の大きさや空気の通り道の形が同じでは、吸っての口笛の音は出ません。
唇を絞って、歯のちょっと中の空気の通り道の穴を小さくすると吸って音が出ます。そしてこれに舌の先を歯の裏に近いところに沿わせて意気の量を調整すると吸う息の速さや量をコントロールすることができます。

5) よくベンドの方法で口の中のイラストが描いてあって、口の中の大きさと舌の位置で音が下がると言うことが説明されていますがこれは正しいかどうか疑問です。実は私自身この口の中の上あごと舌の形状(隙間の作り方)で音を下げていましたが、かなり不安定であるのと、曲のスピードについていけないことがよくありました。唇に近いところでコントロールする方がより安定的な音程で音を下げることできます。

 

何回も、何回も練習する、これにつきますがブルースハープは簡単なようで難しい楽器ですね。