4. マイナーブルースはサードポジション
マイナーブルースを演奏する場合、3rd(サード)ポジションで演奏するとベンドを使わないでアドリブが出来るようになります。
マイナーブルースの場合の音階ですが、一般的にマイナーペンタトニックスケールを使います。
なぜ3rd(サードポジション)なのかが下記の画像で良く判ると思います。
Cmのブルースを演奏する場合で説明します。 ブルースハープはBbを使います(下表参照)。
1番の吸う音がルートの音(C)から3オクターブの音階があります、最初の1番吸う~4番吹くまでの間には2つのベンドがあります(ミbとソ)2番1音ベンドと3番1音ベンドです。
4 番吸う~7番吹く、8番吸う~10番吹くまではまったくベンドがありませんので、この2オクターブで演奏をすれば、ベンドが出来なくてもよいのです。※絶 対に音を出してはいけないところ:4番~10番の穴のうち、5番吹く・7番吸う・8番吹くは音を出さないように気をつけましょう。
※このページは、日頃よく参考にしているサイト【The Diatonic harmonica Reference】を元にまとめています。
マイナーブルースを演奏する場合のハーモニカの音階と穴位置、サードポジション:
記号 | 解説 |
OB | オーバーブロウ |
Draw | 吸う |
‘ | 吸う、半音ベンド |
” | 吸う、1音ベンド |
”’ | 吸う、1音半ベンド |
Blow | 吹く |
Hole | 穴番号 |
マイナーブルースのカラオケ『Thril Is Gone』
B.B.Kingの『Thril Is Gone』のカラオケをCmで作ってみましたので試しに吹いてみてください。
4番の吸う音から初めて7番吹くまで上がり、7番吹くから4番吸うまで下がる、このなかの5つの音を使ってアドリブを試してみてください。
ブルースハープのキー、ポジションと演奏曲のキー
ハープのキー | ポジションと演奏曲のキー | |||||
1st |
2nd |
3rd |
4th |
5th |
12th
|
|
C | C | G | Dm | Am | Em | F |
G | G | D | Am | Em | Bm | C |
D | D | A | Em | Bm | F#m/Gbm | G |
A | A | E | Bm | F#m/Gbm | Dbm | D |
E | E | B | F#m/Gbm | Dbm | Abm | A |
B | B | F#/Gb | Dbm | Abm | Ebm | E |
F#/Gb | F#/Gb | Db | Abm | Ebm | Bbm | B |
Db | Db | Ab | Ebm | Bbm | Fm | F#/Gb |
Ab | Ab | Eb | Bbm | Fm | Cm | Db |
Eb | Eb | Bb | Fm | Cm | Gm | Ab |
Bb | Bb | F | Cm | Gm | Dm | Eb |
F | F | C | Gm | Dm | Am | Bb |
下記の表はよく使う3つのポジションのキーポジション表です。クリックすると別ウインドウで開きます。